先日、ノートパソコンを買い替えまして。
本当はゲーミングPCを買おうかなとも思ってたのですが、丁度色々あってそこそこのノートPCが安く手に入りそうでしたので……
ちょうどノートPCも買い替えの時期だなと思っていたので、買い替えました。

買ったPCはIntelの第11世代CPUを積んでいるのですが、どうやらIntel Iris Xe Graphicsなる内蔵GPUを積んでいるらしく……
これがまぁそこそこ凄いらしい。

内蔵GPUと言えば「動画が快適に見れればいいや」程度のものだと思っていたので……
どのくらいの進化なのか、見てみます。

スペック比較

昔のPCのスペックはこんな感じ。

dynabook KIRA V73/T PV73TSP-NWA
2015年秋冬モデル
CPU : インテル® Core™ i5-5200U プロセッサー
 GPU : インテル® HD グラフィックス 5500（CPUに内蔵）
メモリ : 8GB
画面解像度 : 1,920×1,080
ストレージ : 256GB SSD

2015年のモバイルノートPCで、Intelの第5世代CPUを積んでいます。

続いて、新しいPCのスペック。

dynabook C8 P1C8PPBL
2020年秋冬モデル
CPU : インテル® Core™ i7-1165G7 プロセッサー
 GPU : インテル® Iris® Xe グラフィックス（CPUに内蔵）
メモリ : 16GB
画面解像度 : 1,920×1,080
ストレージ : 512GB SSD

2020年のモデルですが、モバイルではないので大きめ。
Intelの第11世代CPUを積んでいます。
全体的なスペックも底上げ。

CPU性能自体もそうですが、やはりIntel Iris Xe Graphicsの実力に期待。

【比較】PSO2:NGSベンチマーク

セガの「ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス」のベンチマークを走らせて比較してみます。

まずはグラフィック設定を最低にして比較してみます。

f:id:mintexcca:20210724140518j:plain:w500 — 旧PC・グラフィック設定：最低

f:id:mintexcca:20210724140556j:plain:w500 — 新PC・グラフィック設定：最低

低レベルな争いではありますが、数値だけ見てもやはり雲泥の差ですね。
旧PCでは予想通り、グラフィック設定最低でも満足には動きませんでした。これでゲームするのは流石に無理。
一方、新PCでは快適とまではいかないまでも、まぁゲームプレイに支障はない程度のFPSが出ていました。

流石にグラフィック最低設定だと画がチープすぎるので、グラフィック設定を中に設定してみます。

f:id:mintexcca:20210724141040j:plain:w500 — 新PC・グラフィック設定：中

うーん。少ししんどそうです。
時折FPSがガクンと下がるので、これではゲームプレイは厳しいかも。

PSO2:NGSを満足に動かせるほどのスペックではないですが、内蔵GPUとしては大きく進化している、という感じですね。

ウマ娘プリティーダービー

次にウマ娘プリティーダービーを動かしてみます。
元々スマホゲームですし、要求スペックもかなり低めで軽いゲームですが……
旧PCでは30fpsを維持できていませんでした。（ウマ娘は30fps制限）

新PCでは……
f:id:mintexcca:20210724141348p:plain:w400
ホーム画面ではGPU使用率40%前後、CPU使用率も低く、快適。
ストーリーや育成でもCPU温度の上昇は緩やかで、全く問題はなさそうです。

ストーリー視聴が捗る。

原神

次に原神を動かしてみます。
流石にグラフィック設定が高いと太刀打ちできないと思うので、以下のように低めな設定でfps上限を変えて動かしてみます。

f:id:mintexcca:20210724141709j:plain:w500 — 原神：グラフィック設定

f:id:mintexcca:20210724141813j:plain:w500 — 原神：30fps（低グラフィック）

30fpsは全く問題なく維持できますね。
戦闘などをしていても、特にフレームが落ちるようなことは確認できませんでした。
もちろん、もうちょっとフレームレートが欲しいなと思うところではありますが……。

f:id:mintexcca:20210724142012j:plain:w500 — 原神：60fps（低グラフィック）

60fpsでもそこそこ維持できます……が、時折顕著な処理落ちが発生するのが気になります。
60fpsでプレイするならもうちょっとグラフィック設定を落とすべきかも。

続いて、もう少しグラフィック設定を上げてみます。

f:id:mintexcca:20210724142153j:plain:w500 — 原神：グラフィック設定

f:id:mintexcca:20210724142228j:plain:w500 — 原神：60fps（中グラフィック）

60fpsが常時維持できなくなりました。
60fpsでプレイするならグラフィック設定を最低クラスに。
逆に30fpsで妥協するなら、中程度のグラフィックでも満足に動くかな、という感じです。

まとめ

もちろん、その性能はゲーミングPCには遠く及びませんでした。外部GPUは凄い！
ですが……内臓GPUとしてはなかなかのポテンシャルを持っているのでは？という感じ。
今まではそもそも内蔵GPUでゲームを動かすという発想自体があまり無かったものですから、原神がプレイできるだけでもかなりの驚きでした。

一般向けのPCのスペックもこのように伸びてきていますが、ガッツリPCゲームをやるなら、まだまだゲーミングPCは必須な時代だと思います。
しかし、eSportsやYouTubeが大きく普及してきた昨今、もはやゲーミングPCを持っている人だけがPCでゲームや動画編集をやる時代では無くなってきているのかもしれませんね。