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協力しないと出られない部屋「PICO PARK」レビュー

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さて、今回はNintendo Switch/Steamで配信されているインディーゲーム「PICO PARK」をレビューしていきたいと思います。
ジャンルは協力アクションパズルゲーム

2019年に発売されたゲームですが、今月初めのテレ東系「有吉ぃぃeeeee!」で紹介されたのを見て、面白そうだなと思い購入、家族と遊んでいます。
価格はなんと500円というお手軽さ、個人で開発されているということも驚きですね。

協力しないと出られない部屋

基本は単純な横スクロールアクションで、鍵を拾ってゴールの扉を開け、入ってクリア……
なのですが、複数人で協力しないとクリアできない設計になっています。

頭を使う要素もあり、みんなで考えて、伝えて、力を合わせて乗り越える。
まさにあらゆる協調性を求められるゲームです。

プレイ人数に応じてステージの形が変化していくのも面白いですね。
人数が増えれば増えるほどワチャワチャして息を合わせるのも難しいですし、人数により攻略方法が変わってきたりするのも面白いです。
ステージ自体にも様々なギミックや遊びが用意されており、バラエティ豊か。
ダレることなく遊ぶことができます。

パーティーゲームとしての徹底ぶり

大勢のプレイヤーが一つの画面の前に集まって遊ぶという、少年時代のゲーム体験への憧憬と情熱をもって作られた本作。
その設計思想は徹底されており、一人用のプレイモードは何一つ用意されていません
一人でプレイできないのはハードル高く感じる方もいるでしょうが、オンラインプレイも出来るのでご安心を。

各々がゲーム機やスマホを持ち寄って遊ぶ事が多い昨今で、敢えて全員が同じ画面を共有する点も徹底されており面白いですね。
全員が一画面にいなければならないので、誰か一人でも遅くても、速くてもダメ。

私も小さい頃はよく家族で集まってスマブラマリオパーティを遊んでおりましたが……まさにその時代を思い出させてくれる、良いゲームです。泣ける。

親子で楽しめる簡単操作

操作は(基本的に)移動とジャンプだけ
スティックとAボタンしか使わないので、普段ゲームをやらない家族や友人と一緒に遊べます。
シビアな操作が要求される場面は時たまありますが……ゲームの巧さよりは協調性が大事。
ゲームの腕前をそれほど気にしなくてもよい、ハードルの低いゲームです。

また、昨今リッチなゲームが多い中で、画面は至ってシンプル
一周まわって味がありますし、ゲーム初心者にとっては分かりやすいかもしれないですね。

人間性が出るゲーム

なかなか相手が思い通りに動いてくれない、意図が伝わらない……と、協力しなければいけないのにイライラすることもしばしば。
時間制限のあるステージもあり、焦ると語気が強くなることも。
一方で、相手の予想だにしない動きに思わず笑ってしまったり、みんなの一体感に熱くなったり。

そんな風に、人間性が出やすいゲームだと感じました。
一緒にプレイする人との相性によって、楽しくプレイできる事もあれば、険悪な雰囲気になってしまう事もあるかも……。
もし仲が悪くなっても自己責任です。

ボリュームは少なめ

ステージ数は48。
かなり短めのステージもあり、あっという間に終わってしまうボリューム感ではあります……が、500円という価格を考えれば、お値段以上に遊べたなという印象です。

ステージ攻略以外にも、記録に挑戦するエンドレスモードと、PvPのバトルモードがあります。
これがなかなかシンプルだけど面白い。
ちょっとした隙間時間に「ちょっと遊ぼうぜ」なんて言って盛り上がるのにピッタリです。

幼少のゲーム体験を思い出させてくれる

著名なゲームのリメイク作が出るたび「俺が本当に求めていたのはリメイクではなく、友達や家族とゲームを楽しんだあの頃だった……」などと絶望することもある昨今ですが、まさにそれを思い出させてくれるゲームです。
ゲームの敷居がとんでもなく低いので、家族でも誰でも誘って、ちょこっと遊んでみてはいかがでしょうか?
なんせ、500円ですからね。