今年の5月に配信されたタブレット/スマホ向けの音楽ゲーム「jubeat」。
ゲーセンにある四角いアレの家庭用作品であり「jubeat plus」というゲームを前身としていました。
そして、私は同じく今年5月の記事で、その出来の悪さをけちょんけちょんに貶しました。
あれから半年、実はjubeatアプリはユーザーの声を聞き取りつつ、勢力的にアップデートが繰り返され、かなりまともなゲームになりつつあります。
ので、改めて良い点悪い点、レビューしていきます。
追加楽曲の豊富さ
アーケード版にはない楽曲が多数収録されている点は前回もご紹介しましたが、現在でもたびたび楽曲の追加が行われています。
往年のjubeatよりもややヒット曲にすり寄る版権曲のチョイスではありますが、中にはjubeatらしい渋く面白い楽曲も見られて良い感じ。
なにより、当たり前の事とは言え、全楽曲にEXTREME譜面が実装された事は大きいです。
相変わらず楽曲がガチャ解禁なのは正直いただけませんが……
ガチャから「無」が排出されなくなった点は、大きな進歩でしょう。
不快なUIの改善
前回、煩雑だと紹介したUI/UXは、まだ諸手をあげて「良い!」とはとても言えませんが……
前回指摘した操作の手順の分かりづらさや手数の無駄な多さは概ね改善しており、快適なゲームプレイが実現されつつあります。
特に、プレイ中の背景が明るすぎる、曲の最初から再開できない(plusモード)といった、ゲームプレイの根幹に関わる部分の改善は、ゲームの快適性の向上に大きく貢献しています。
安心・充実のplusモード
買い切りの楽曲を購入して無制限に遊ぶことができるplusモード。
好評だったjubeat plusの流れを汲むモードですが、前述のUI/UXの改善で、かなり良くなりました。
私はjubeat plusのヘビーユーザーでしたが、概ねそれと遜色ないプレイが出来ていると感じられるようになりつつあります。
新規追加楽曲パックも引き続き配信されているのは、個人的にかなり嬉しい点ですね。
アプリ版でしか遊べない曲なんかも配信されており、しっかり力を入れて運営されているんだなと実感できるのも、ユーザーとしては安心感があります。
やや動作が重たい
前回の記事で「動作がもっさりしてる」と書きました。
この動作の重さも多少の改善は見られますが……
まだ、重たいです。
私のプレイ環境はiPad Air(第三世代)ですが、マーカーのフレームレートの低さはやや気になるところです。
それと、時たま無反応が発生することがあり、音ゲーとしては致命的ですね。
jubeat plusは動作が軽くて素敵だったので、もう少しどうにかならんかな〜というところ。
デザインがダサい
デザイン面に関しては前回からほとんど変わっていません。まぁそう簡単に変えられるものではない。
ただ、おしゃれでスタイリッシュなUIが魅力の一つであるアーケード版に対して、アプリ版はおしゃれとは言い難い。
特に私が許せないのが、オリジナリティのない選曲画面。
せめて、アーケード版やjubeat plusよろしく、選曲画面にはジャケット画像をズラッと並べるのが、jubeatのアイデンティティではないでしょうか。
譜面が手抜き
前回でも指摘しましたが、通常モードの新規追加楽曲の譜面は本当にひどいものが多いです。
EXTREME譜面なのに、同時押しは殆ど出てこず、リズムも歯抜けているなんてことは日常茶飯で……
長尺で収録されている曲では、全く同じ譜面が2度3度繰り返される苦行のような譜面も多くあります。
譜面は音ゲーにおいて楽曲の命、今から譜面取っ替えてでも作り直してほしいところではありますが……
あわよくば、譜面を私に作らせてほしい……。
がんばれjubeatアプリ!
色々言いましたが、まさか半年でここまでまともなゲームになるとは予想外でした。
運営さんがユーザーの意見をしっかり聞いてくれているんだなということ、手抜きせず力を入れてアプリを作ってくれているんだなということが感じられて、jubeat plusヘビーユーザーとしてこれ以上嬉しい事はないですね。
まだまだ言いたい事はたくさんあれど、私が人生で初めてプレイした音ゲーがjubeatでしたから、初心を思い返してはエモくなりつつ、楽しく遊んでいけそうです。
本当にありがとう、jubeat。