日本のモータースポーツの聖地、鈴鹿サーキット。
SUPER GTや鈴鹿8耐、何よりF1日本グランプリが開催される国際レーシングコースを中心に、ホテルや遊園地「モートピア」が併設された一大モビリティリゾートです。
車好きとして、レースゲーム好きとして、モータースポーツ好きとして、何としても行きたかった場所ですが……
立地が立地なのでなかなか踏み出せずにいました。(それでもサーキットの中では行きやすい方ですが……)
そんな鈴鹿サーキットですが、先日ついに初上陸?しました!
大興奮の鈴鹿サーキットレポートです。
◆白子駅からサーキットへ
鈴鹿サーキットの最寄駅は伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅ですが、交通面は近鉄の白子駅が便利。駅前から路線バスで約20分、開園の直前に到着できます!
白子駅はというと鈴鹿サーキット一色という感じで、気分を高めてくれます。
◆モートピア入園!
「SUZUKA CIRCUIT」の看板に彩られたメインゲートがお出迎え、奥には鈴鹿サーキットのシンボルたる観覧車サーキットホイールが見えます。
平日でしたので、第一印象はというと……「バカほど空いている…………」
休日はそこそこ混雑してるようなので、快適に過ごすなら絶対平日がオススメです。(空きすぎて寂しさもありますが……)
中はというといかにも地方っぽい親近感のあるローカル遊園地という感じで、落ち着く雰囲気。しかし、園内にはレーシングコースを走る車のエンジンの快音が響いており、サーキットに居るんだなという事を実感します。
遊園地「モートピア」は基本的に子供向け。
「ピピラのモトフィールド」「コチラのプッチタウン」「チララのハローガーデン」「バットのアドベンチャーヴィレッジ」「プートのモビパーク」「GPフィールド」の6エリアからなり、前者3エリアは子供向け、後者3エリアは大人でも楽しめます。
◆大人でも楽しめるGPフィールド
まずは「GPフィールド」へ!
モータースポーツを題材にしたエリアで、子供はもちろん、車好きの大人も熱狂間違いなしです。
カートアタッカー
本格的なレーシングカートでのタイムアタックが楽しめるアトラクション。
フルフェイスヘルメットとレーシンググローブを装着してカートにライドオン、コースを2分30秒走行して最速ラップを目指します!
最高時速は25km/h程度ですが、コンパクトなコースなので見た目以上に体感が速く、雑な運転で滑り出すこともあり、なかなか本格的な体験。
好成績を納めると最高時速35km/hのカートで走ることができる「アタックステージ」に進出できますが、この基準がなかなか厳しく……私は0.05秒足りませんでした、悔しすぎる……。
GPレーサーズ
日本初のバイク型ジェットコースター。
めちゃくちゃカッコいいバイク型のライドに前傾姿勢で乗車し急加速急旋回!
乗っている時のGの感覚はまさにバイクで、他のジェットコースターでは味わえない新感覚アトラクションです。楽しかった〜。
デュエルGP
ハンドル操作が可能な自動車型ライドの対戦型ジェットコースター。
国際レーシングコースを模したレイアウトのコースで二台同時に併走し先にゴールした方が勝利!
ハンドリングを誤るとスピンして減速してしまうので、上手くカウンターステアをあてながらコーナーを攻略していく必要があります。
メチャクチャ白熱した対戦になりましたが、ギリギリ私が勝ってカード貰えました!やったー!
サーキットホイール
鈴鹿サーキットのシンボルでもある観覧車。
国際レーシングコースやモートピアを高いところから眺めることができる他、遠くには伊勢湾・愛知県を臨み、モータースポーツ好きでもそうでなくても絶対乗るべきアトラクションです。
最高地点でも西のヘアピンやスプーンカーブは見えず……鈴鹿サーキットの広大さも実感することもできます。
レーシングシアター
大型シアターによる大迫力のレース体験や、レーサーに挑戦するゲーム・F1マシンの展示などが楽しめる施設。
本物のスリックタイヤを見たり、F1の激セマコクピットに乗車してみたりと、文字通りレーサー体験ができる複合施設です。
◆大本命「サーキットチャレンジャー」
やはり大本命アトラクションは、鈴鹿の国際レーシングコース(東コース)を専用のEVカートで走行できる「サーキットチャレンジャー」。
幼少期からレースゲームで走り慣れてきた鈴鹿サーキットを実際に走るというのは何ものにも代え難い経験ですし……
なにより、カートの低い視点で、オープンエアで鈴鹿の風を感じながら走るという経験は、自分で車を持っていてもなかなか出来ない経験です。
ブリーフィングを受け、いざ国際レーシングコースへ!
タイヤを温めポールポジション!鈴鹿のスターティンググリッド、それもポールを取れる感動といったらもう……
シグナルが消えたらスタート!カートは加速重視の4速マニュアルで、一気に4速までギアを上げつつ、下り勾配のメインストレッチを駆け抜けます。
縁石の感触も楽しみながら第一、ニコーナーを抜け登り勾配のS字へ。ギアを3速に落としつつスピードを保ちながら、逆バンク→ダンロップコーナーと勾配のキツい二連カーブ。
下り勾配の最終コーナーを回りながらメインストレッチへ、一周約5分弱の"""最高"""体験でした!
体験が終わると走行成績を見ることができます!ありがたいことにSランクでした、自惚〜〜。
◆エンジンの快音響くランチ
ランチはGPフィールドのコースサイドピッツェリアGRAND VIEWへ。
国際レーシングコースの最終コーナー付近にあるピザのお店。その日は貸切走行日だったようで、コースを走るスポーツカーやスーパーカーのエンジンの快音を聴きながら頂きました。
飯がそんなに美味くないのがテーマパークあるあるだと思いますが、ここのピザはなかなかのハイクオリティで驚きました。
特に奇妙な名前の「タイヤカスブラック」これはかなり美味かった……。
モートピア内にも複数のレストランがありますし、イベントが開催されていなければパドックの食堂「SUZUKA-ZE」も利用できます。この様子なら他のランチも結構期待できそう!
◆子供向けだけど大人も楽しめるアトラクション
「プートのモビパーク」や「バットのアドベンチャーヴィレッジ」には、大人も楽しめるアトラクションが充実しています。
プートのモビパークは文字通りモビリティを題材にしたエリア。
昔ながらのゴーカートアトラクション「ドリームR」や、悪路を走行する「アクロエックス エボリューション」など、自分で運転できるカジュアルなアトラクションが用意されています。
特徴的なのが、タイムや正確さによって走行成績が付けられること。アトラクション自体は子供も遊べる安心簡単設計ですが……最高グレードのライセンスを獲得する基準はかなりシビアなので、挑戦するなら大人でも何度も乗るつもりで行きましょう。
「バットのアドベンチャーヴィレッジ」はジャングルのようなテーマパーク感のあるエリア。
「ロッキーコースター」や「アドベンチャードライブ」といったジェットコースター系アトラクションが充実しています。
どちらも絶叫系アトラクションとしてはややマイルドな部類なので、絶叫系苦手な方も是非チャレンジしてみてください。
絶叫系得意な方は、USJのアレよろしく後ろ乗りになるロッキーコースターの後列に乗ってみるのもいいかもです!
◆オリジナルグッズ大充実!
モートピアにはパーク内外に6つのショップがあります。
ミニカーやラジコンといった自動車関連のホビーや、モータースポーツのファングッズはもちろん、鈴鹿サーキットのオリジナルグッズも大充実。
鈴鹿サーキット公式グッズに、モートピアのキャラクターグッズ、各アトラクションのオリジナルグッズなど……地方のいちテーマパークとは到底思えないくらいの豊富さで圧倒されました。
車好きやモータースポーツファン、何より鈴鹿サーキット好き垂涎のラインナップになってます、散財必至。
ちなみに僕が行った時はモータースポーツグッズ専門の「RACING ZONE」が休みでした、絶対に許せない…………。
◆閉園
名残惜しいですがここで閉園時間に。 16時閉園なので、いくら空いてるといっても遊び尽くすのはなかなか難しいですね……。
しかし、子供の頃からの憧れの場所ということで、それはそれはもう大興奮!
また行きたいなぁ〜。