わたしです

みなてふ(twitter:@mintexcca)のメモ帳みたいなもんです

「Rise of the Ronin」クリア感想

コーエーテクモTeam NINJAが贈る、幕末オープンワールドアクション「Rise of the Ronin」クリアしました!
まさに日本人の日本人による日本人のためのゲーム、とても面白かった〜!
ということで、感想をつらつら書いていきます。

良かったところ

誉れもクソもない爽快アクション

主人公は侍、もとい浪人ではありますが、銃に暗殺にやりたい放題。
敵の攻撃も後半になるにつれて「なんじゃそりゃー!」というようなファンタジックなものも出てきて、画面的にもわちゃわちゃしてます。
歴史上の日本が舞台ということで、どうしてもGhost of Tsushimaと比較してしまいますが、画面こそツシマみはあれど、中身は誉れもクソもないやりたい放題アクション!大変爽快感があり、ストレスなく楽しめました。
無双系というわけではなく、基本的には敵との間合いを見て、攻撃を受け止めつつ反撃してくスタイル。
特に、石火と呼ばれるパリィが主体のアクションで、とにかくこのパリィの演出が派手で気持ちよかったです。攻撃のタイミングが読みづらい敵もいて、明確に苦手な敵相手だとガツガツ体力削られるのも、なかなかやりがいがあって面白かったですね。

日本人好みのシナリオ

史実の幕末をベースに、ドラマチックに脚色されたシナリオが展開されます。
坂本龍馬桂小五郎勝海舟などといった幕末の偉人が登場したり、桜田門外の変寺田屋事件戊辰戦争など史実の事件が起こったりと「あ~これ!教科書で見たやつやん!」とワクワクしながら遊べました。
史実の人物や事件のWikipediaを追いながら、ゲームと何が違うかを見るのもまた楽しかったですね。
シナリオの大筋は変えられないので、歴史を変える!的なコンセプトではないのですが、明確に自分(主人公)が歴史を作っているんだと感じられる、かなり熱いシナリオだと思いました。
舞台も幕末の横浜、江戸、京都で、縮尺こそかなり小さくなってはいますが、現代でも残っている名所があちらこちらに再現されていて、探索するだけで楽しいマップになってました。
あと、キャラがみんな美形!さすが日本のゲームスタジオ!キャラメイクも結構美男美女に作れるのが個人的には大変うれしかったです。

イマイチだったところ

アクションの多様性の薄さ

戦闘に関しては、パリィ(石火)→反撃が基本的にはこのゲームの全てなので、後半は結構ダレてきた印象でした。
武器は複数種類あるんですが、それぞれのキャラ立ちが薄めで、武器が違うからといってやることが大きく変わるかと言われるとそんなこともなく……。(銃剣とか変わった武器もありますけど) また、敵との相性は武器ではなく流派で決まるので、そもそも複数武器を使い分ける動機自体が薄め。武器を切り替える時に発動するアクションとかはあるんですけど、結局自分は銃剣を使い続けてしまいました。
武器ごとにもっと激しく特色をつけてくれたりすると、武器を変える面白さが出てきて、戦闘がさらに洗練されていくのではないかなと思いました。

システム面のオリジナリティの薄さ

オープンワールドゲームとして必要な要素は一通り揃っており、そういう意味でオープンワールドのお手本的なゲームだとは思うのですが……
このゲームならではの要素があったかと言われると、正直疑問です。
そもそも、ゲームの大筋としては史実を追っていく形になり、大きな分岐もそこまで無い。その面での自由度が低めな中で、オープンワールドである必要性は薄めだったのかな、などと思ったりもしました。
ストーリーがすごく面白いゲームなので、いっそ一本道だったとしても良作扱いされたいたんじゃないかなと。


ドラゴンズドグマ2と同時期の発売となり、そちらの影に隠れるような形にもなってしまったのかなと思いますが、個人的にはなかなか良作なのではないかと思っています!
なにより、日本のゲームスタジオから日本を舞台にした大作オープンワールドゲームが出る事がとてもうれしいですね。