わたしです

みなてふ(twitter:@mintexcca)のメモ帳みたいなもんです

金沢旅行記 2024冬 その2

前回に引き続き、金沢旅行の2日目、3日目の日記です。


2日目は金沢駅から高速バスに乗り白川郷へ。
いきなり金沢じゃないやんけ!すまんな。
白川郷行きのバスは金沢、高岡、高山から出てるらしいです。

雪深くなる車窓を眺めながら、白川郷へ到着。

こ、これが合掌造りか〜!実物初めて見た!
かなり観光地化されていますが、思ったよりもしっかり人の生活がある様子でビックリしました。

お土産屋さんには「ひぐらしのなく頃に」のグッズが売られており、竜騎士イラストのグッズもあったりと、聖地ビジネスにも抜かりがない。

早速、展望台行きのシャトルバスに飛び乗り数分。

これは……写真でよく見るやつ!!
前日に大雪が降った後、天気に恵まれるという、近年稀に見る超良好なコンディションで、最高の写真が撮れました。
この景色は生涯忘れられないなぁ。

お昼は集落の中の蕎麦屋さん「乃むら」さんで、とろろ蕎麦と炊き込みご飯を頂きました。
冷えた体に染みる……手打ち感がめちゃくちゃ強い、素朴で美味しいお蕎麦でした。

ご飯を食べた後は、集落の奥にある「明善寺」へ。

面白い形の鐘門がチャーミング。
隣には大きな倉庫?家?があり、合掌造り集落の暮らしに関するアレやこれやが展示されています。
一回に囲炉裏があり火が焚かれているんですが、とにかく建物中が煙くて臭い!煙を焚かないと虫が大発生するらしい。
建物とお寺の本堂は繋がっていて、こちらの拝観も可能。山奥にもこんな立派なお寺があるもんだ。

続いて川を渡って対岸、合掌造り民家園へ。

(この橋がまぁ観光客だらけの大渋滞でなかなか酷い)

いっぱい写真のっけちゃお!
ここがなかなか、静かで綺麗で良いところでして。
集落自体はかなり観光地化されているのですが、ここは白川郷の原風景という感じで、また集落から少し離れていて観光客も少なく、すごく良い雰囲気でした。

そんなこんなで、帰りのバスの時間になってしまったので白川郷を離脱。
本当はもうちょっと行きたいところあったんですけど、時間配分を見誤った……。
帰りは金沢ではなく、高岡便に乗り込み、富山県は高岡に向かいます。

途中、立山連峰がクソ綺麗に見えたやつ。

新高岡に到着し、最初は瑞龍寺へ。

逆光であまり綺麗に映ってないですが……
非常に端正な佇まいの凛とした建物が魅力的なお寺です。北陸で2件のみの、国宝指定を受けた建物。

こちらは金堂内部。
禅寺ということもあり、質素な作りですが、細部の意匠に拘りが感じられ、粋な美しさを感じました。ご本尊背部の木版の木目は雲海を表しているそうです。素敵かよ。
写真撮影はできませんでしたが、法堂には烏蒭沙摩明王(うすさまみょうおう)という珍しい仏様の尊像もありました。片足を上げて猪を叱っているという特異なお姿でなかなか面白かったです、トイレの仏様らしいです。

瑞龍寺を後にして、続いて高岡大仏へ向かいます。

これは向かってる途中に見つけたちょっと良い看板。

高岡大仏、日本三大佛の一つとも言われています。
ちょっと濃いめの渋い顔立ち、なかなか珍しい造形だと思いました。

日が暮れてきたところで、在来線で金沢駅へ帰還。
夕飯は金沢フォーラス内の「もりもり寿し」へ。
40分ほど待って入店したのですが、あろうことか写真を撮り忘れました……。
ネタも美味しかったし、3種盛りなどのメニューが充実していて色んなネタを食べられるのが良かったです。


そんなこんなで、二日目が終わり、最終三日目。
再び金沢駅周辺、一日目に回れなかった場所に行きます。

まずは路線バスに乗って卯辰山公園の見晴し台へ。
卯辰山公園見晴し台とは……?

コレですね!
そして……

コレです!!
(蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ部員一名)
この日は生憎の天気で、少し雪もちらついていたのですが、見晴らしは悪くなくて良かったです。
ちなみに、韓国人ラブライバー同志二人組もいました。
ちなみに、この卯辰山公園行きの路線バスは本数が少なく、基本的には

がオススメです。(執筆時点の平日ダイヤ)
16:32着のバスに乗ればキービジュのような夕焼けの時間に行くこともできますが、帰りのバスがありません!
卯辰山公園は結構山の中なので、暗い中帰るのしんどそう……。

卯辰山公園からバスで下山し、金沢菓子木型美術館へ。

金沢の超有名和菓子店「森八」の2階で、落雁などを作るための木型が大量に展示されています。壮観。

ひがし茶屋街から川を挟んで対岸にある主計町(かずえちょう)茶屋街を眺めながら、ひがし茶屋街に向かいます。

主計町茶屋街は現役の茶屋街なので、昼は静か。

白石紬の出身地こと、ひがし茶屋街。
平日ということもありますが、何より地震の影響でメチャクチャ少ない!飲食店も客を待ちあぐねているような雰囲気。風情があって良いですけどね。

お昼はひがし茶屋街のはずれにある焼き鳥居酒屋「ちょう吉」さんへ。

夫婦でやられている、なんかメチャクチャ美味そうな雰囲気の居酒屋で、昼は親子丼オンリーの営業。
ほんのり炭火の香りがする鶏肉がめちゃ美味でした!しかも900円、安い!ご馳走様でした!
お昼ご飯を食べたら、続いてデザート!
懐華樓さんに行こうかと考えてましたが、残念ながら貸切営業だったので、第二候補の「久連波」さんへ。

抹茶パフェと抹茶団子。
特にこの抹茶団子がほんのり温かくて絶品でした!

続いてお茶屋の見学施設「志摩」さんへ。

国指定重要文化財の建物で、煌びやかなお茶屋文化の一端を体験できます。
芸妓さんはもちろん、客の男性側にも高い教養が求められる、とても高度な「遊び」の文化であったことが感じられました。自分はこういうのは苦手ですが……。

ひがし茶屋街を後にして、最後は香林坊尾山神社、長町武家屋敷跡界隈を散策。

国指定重要文化財である和洋韓折衷の神門が特徴的な尾山神社
神門も素敵ですが、本殿の横にあるお庭もとても素敵でした。奈良や京都などではなかなか味わうことのできない、海外の文化の流入を感じられるハイカラな神社。

最後は長町武家屋敷跡界隈を散策。
冬は雪対策の「こも掛け」が掛けられ、一層風流な街並みになっています。
街並みが保存されている区域がなかなか広く見応えがありましたし、隣接するせせらぎ通り商店街も素敵でした。


ということで、金沢旅行記でした!
金沢、観光地がとてもコンパクトにまとまっていて、少し歩けば歴史的な街並みや庭園、市場に博物館や美術館がある、とても素敵な街でした。
金沢城の石垣が崩れていたり、金沢21世紀美術館も休館していたりと、地震の爪痕は感じつつも、基本的に金沢以南は被害が少なく、観光客を受け入れる態勢も万全でした。
しかし、本当に観光客が少ないです!
ぜひぜひ、被災地を応援するつもりで皆さんも金沢を訪れてはいかがでしょうか?
観光支援策もやるみたいですし、行き時ですよ!