わたしです

みなてふ(twitter:@mintexcca)のメモ帳みたいなもんです

東大寺で年を越した(除夜の鐘も撞いたよ)

改めて、明けましておめでとうございます。
皆さんは仕事はじめしましたか?僕はしました、鬱。

さて、今年の元日は珍しく自宅でなく奈良で過ごしました、それも東大寺
東大寺の年越しの様子は意外と調べても出てこなかったりするので、備忘録的にレポートしておきます。

除夜の鐘

東大寺の大仏殿と二月堂の間くらいにある鐘楼と梵鐘はともに国宝ですが、年越しの除夜の鐘は一般の人でも撞くことができます。
東大寺創建当初のもので大変歴史のある、しかも国宝の鐘を撞くというのはなかなか貴重な経験。

当日は22:30から整理券が配られるので、それより前から整理券を貰うための列ができます。
除夜の鐘は108回、8人ずつグループになって撞く形なので、約800枚の整理券が配られます。
16時くらいにはもう並んでいる人がいたらしく、自分は21時頃に着いて並んでいました。その時点で100人は並んでないくらいだったかな。
ぶっちゃけ、22:30に来ても全然整理券は貰えそうな感じでした。

上の写真は23:30頃の列ですが、二月堂へ登る階段の半ばくらいまで伸びてます。でもまだ並んだ人は全員撞けるくらいの感じ。

ちなみにこの整理券は鐘を撞けることが確約されるだけで順番は関係ないので、整理券を受け取ってから一度列を離れると、整理券を持っている人の中の最後尾に並び直す必要があります。
鐘つきは0時から始まります(珍しい!)が、早めに撞きたいなら整理券を受け取った後も列を離れない方が良いです。
ただ、現地は極寒で、トイレ行きたくなるわ暖かい飲み物欲しくなるわ体動かしたくなるわという感じなので、複数人で行って列を抜けても元の場所に戻って来れるようにするのがオススメ。もちろん、防寒対策はしっかりと。

鐘の撞き方は先述通り、8人1グループになって、木の棒に繋がれた長い紐を引っ張って撞きます。
撞いた時の反動で転倒すると事故になってしまうので、紐を引っ張って離す、という形で撞きます。係員の方の「引っ張って、はい離して!」という掛け声が必死で少し面白い。

肝心の鐘の音は、長周期の低音が強めで、煌びやかさこそないもののかなり厳かで深みのある音でした。沁みますよ。

二月堂

鐘を撞いた後は二月堂へ。
公式サイトには「午前0時〜2時は一方通行での参拝」とありましたが、特にそういう規制はなく、普段より人は多かったですがそこそこ快適に参拝できました。

中では法要が行われていて、そちらを見学している方もちらほら。

夜に二月堂に行く事があまりなかったので、二月堂からの夜景というのがまた新鮮で素敵でした。
夜景だと、奥の生駒山麓、宝山寺のあたりも分かりやすいですね。

大仏殿

満を持して大仏殿へ。
元日は深夜0時から朝8時まで無料で拝観することができます。
大仏殿前面の窓が開放されていて、建物の外から大仏様のお顔を拝むことができる、珍しい状態になっています。

回廊の入り口と大仏殿の入り口でそれぞれ規制入場を行っていまして、その列は南大門を越えたあたりまで伸びていました。
列の長さにはビックリしますが、列は案外スルスル動いていて、大仏殿の入場までは20分くらいでした。

規制入場してるお陰で、大仏殿の中はそこそこ快適に参拝可能です。もちろん、普段よりは人は多いですけどね。
新年早々、こんなに大きい仏様を拝めるのはありがたいですね〜心が洗われます。


東大寺での年越しはこんな感じでした!
やっぱり皆さん、初詣といえば寺よりも神社という感じなのか、奈良の有名な神社、春日大社橿原神宮大神神社などはそれはそれは大変な混雑だったようです。私は近寄らなかったですが……。
逆にお寺さんは東大寺に限らず、三ヶ日でもそこそこ快適に参拝できる印象でした。普段よりはだいぶ人多いですけどね、お寺がというか、奈良全体が。
あと、東大寺春日大社あたりから近鉄・JR奈良駅方面へ向かうバスは元日終夜運転を行なっていますが、とんでもない混雑なので、歩いて駅に向かうことをオススメします。