最近、百合漫画ばかりを読んでいます。
うーん、やっぱり主人公である2人以上の女の子がなんらかの関係性にある作品（広義の百合）、良いですね～。
ということで、紹介したい作品が山ほどあるので、3作品くらいずつ小出しにしていけたらなと思っています。
今回は、シリアス展開が少なめで気軽に楽しめるこちらの3作品。
- ロンリーガールに逆らえない
- わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)
- 少女漫画主人公×ライバルさん
なるべくネタバレがないよう心がけます。
ロンリーガールに逆らえない
著:樫風 / 一迅社(百合姫コミックス)
既刊4巻（連載中）
あらすじ（公式から引用）
桜井彩花は文武両道な優等生。しかし、本番に弱いという弱点から、高校受験では志望校には受からなかった。
事情を知る担任教師と「不登校の生徒・本田空を説得する代わりに、好きな進学先を推薦する」という秘密の約束をした彼女だったが、肝心の説得相手である空にその約束がバレてしまう。空は「毎日一つお願いを聞いてくれたら、黙って学校に来てあげる」と言い、突然彩花にキスをして…。
うかつな委員長とアンニュイ問題児、二人の秘密な青春ラブコメディ！
キャラクターの表情と動きがとにかく可愛い。
コロコロ変わる表情やさりげなく描かれた仕草を追うだけで楽しいです。
対照的にキスシーンは少しだけ官能的。
ちょっと少女漫画チックな絵柄なのも相まって背徳感があります、最高。
話自体、シリアスな展開が無いわけではないですが、それほど重たくもなく適度に短く。何より登場人物がみんないい子で安心感があるので、心的負荷低めで読み進められる作品です。
真面目すぎる彩花と、肝心な時に慎重すぎる空が、時に悩みながらも少しずつ少しずつ距離を縮めていく様が丁寧に描かれていて、じれったい！キュンキュンする！ありがとう。
連載中の作品ですが、最新刊で一区切りついたような印象があるので、今読み始めるのが良いかと思います。今後の展開も何だか色々ありそうでワクワクだ……。
わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)
原作:みかみてれん / 漫画:むっしゅ / キャラクター原案:竹嶋えく / 集英社(ヤングジャンプコミックス)
既刊3巻（連載中）
あらすじ（公式から引用）
勝ち取るんだ最高の学園生活を！ ぼっちな中学生時代から変わるため、高校デビューを果たした甘織れな子。しかし根が陰キャ気質のせいで、憧れの陽キャ生活に馴染めず窒息寸前に…。そんなとき高校のスーパースター、王塚真唯とひょんなことから意気投合。お互いの悩みを共有し、無二の友人となった、はずが…。「君に恋をしてしまったんだ…」 ちょっと待て、友達はどこ行った!? 恋人か親友、ふさわしい関係はどちらか！ 二人の在り方を決める青春ガールズラブコメディ開幕！
ラノベ原作のコミカライズ。
あらすじはれな子×真唯という感じですが、それを本妻とした百合ハーレムものというか、顔の良い女たちに囲まれる女、という感じ。脳みそ蕩けちゃうよ。
凄まじいタイトル通り、ギャグ要素強めの笑って読めるタイトルです。れな子のツッコミが冴え渡るコントを見てるような感覚。
かと思えば甘さもあり、胃もたれすることなく読みやすいバランス。今のところは主人公が無理矢理迫られるようなシーンが多く、その中で主人公主導の場面が際立つ印象。今後の関係性の展開が楽しみです。イチャコラしやがってよ、もっとやってください。
もともとキャラ原案の竹嶋えく先生がめちゃくちゃ好きなのですが、本作の漫画を描いてるむっしゅ先生もめちゃくちゃ絵が上手くて可愛い……。竹嶋えく先生のキャラデザにも近い絵柄で、最高です。
少女漫画主人公×ライバルさん
著:くゥ / スクウェア・エニックス(ガンガンコミックスJOKER)
既刊4巻（完結）
あらすじ（公式から引用）
私、木村ほのか。地味で目立たない高校一年生。
そんな私だけど、好きな人がいるの。水嶋蒼くん――人気者の彼は私には手が届かない存在…。
しかも水嶋くんのそばにはいつも檜山由莉奈さんがいる。才色兼備で誰からみても二人はお似合い。
でも諦めたくない、私、檜山さんとは恋のライバルなんだ！
…のはずが、なんで檜山さん私のことを「好き」って？
少女漫画主人公の木村さんと、ライバルの檜山さん
二人の関係性が気になるラブ？コメディ。
こちらもギャグ漫画。
「少女漫画主人公」の字の如く好きな男がいる平凡な女の子の木村が、木村のことが好きな檜山の狂愛に翻弄されていく、と簡単に言えばこんな感じ。
一巻こそ檜山の愛の狂いぶりを笑うオーソドックスなギャグ漫画ですが、二巻以降の展開が本当に面白くてモリモリ読み進めてしまいました。
……詳しい内容は言いませんが、最後の最後まで清々しいくらいギャグ漫画でシリアス皆無なのでご安心ください。なお、イチャイチャは控えめです。
全てを読み切った時、木村ほのかとかいう女の虜になること間違いなし。
ちょうど先月に完結したばかりで、一話一話も短くサクッと読めますが、読み終えた時の満足感は十分すぎるくらい。是非騙されたと思って読んでみてください。
今回は笑って読める三冊でしたが、次回はまた毛色の違うものを紹介できたらなと思いつつ。
皆さんのおすすめ百合漫画情報もお待ちしております。
