アイドルマスター スターリットシーズンを、Steam Deckで遊びたいよ〜ママ〜!
(リビングのテレビで遊ぶのは恥ずかしいため)
結論から言うと、Steam Deckで概ね問題なくスタマスを遊ぶことができたのですが……
スタマスはSteam公式のレーティングとしては「SteamDeck非対応」のゲームです。
ここの線引きとは?非対応のゲームを遊べるようにするには?的な、既に擦られすぎているネタを扱った記事です。
一応、過去にSteam Deckを記事で扱ったので、義務感として……。
Steam Deck互換性
Steamでは、ゲームがSteam Deckで遊べるのか、公式に検証しストアページで発表しています。
確認済み、プレイ可能、非対応、不明の4ステータスで、確認済みやプレイ可能であれば、概ね問題なく遊ぶことができます。
そもそも非対応や不明のゲームがかなり多い(全体の半分くらいらしい)ので、そこがSteam Deck最大のネックとも言えます。
アイドルマスター スターリットシーズンは「非対応」。残念無念。
しかしながら、同じく「非対応」のゲーム「Hotshot Racing」、実はSteam Deckで問題なく遊ぶことができます。
何故なのか……?非対応ゲームでも遊べる?希望の光?
ProtonDB
Steam DeckがWindowsを積んでいないのにWindowsゲームが遊べるカラクリは、LinuxでWindowsゲームを動かせるようにするProtonという仕組みによるものです。詳しくは知らんので、興味がある人は調べてどうぞ。
さて、そんなProtonでのSteamゲームの動作状況が掲載された「ProtonDB」なるサイトがあります。
ここではProtonでの動作状況を、Native、Platinum、Gold(この辺りまでなら問題なく動作)、Silver(軽微な問題あるがOK)、Bronze(やや難あり)、Borked(無理)の6段階ステータスで表示しています。
公式の検証ではなく、ユーザーによる動作状況の投稿をもとに決定されているので、情報の速さが魅力的。
各ステータスの左には、Steam公式のSteam Deck互換性も表示されています。
見ての通り、公式では非対応でもSilverやGoldのゲームが散見されますね。
各ゲームのページでは評価したユーザーが、利用状況(Protonバージョンなど)や、どこに問題があるか、起動手順などなど色々書いてくれています。
さて、ここで先ほどの「Hotshot Racing」の評価を見てみます。
ステータスはPlatinum、私の手元のSteam Deckと同様、問題なく動作するステータスです。
よくよく投稿を見ると、こんなことが。
Steam Deckがオフラインモードだと起動しないので、これが非対応になってる理由じゃね?という感じですね。なるほど。
もし本当にそうだとしたら、ますます公式のSteam Deck互換性はそのまま鵜呑みにはできないなぁという気持ちに。
Proton GE
ということで、ProtonDBでアイドルマスター スターリットシーズンのステータスを確認します。
Silver、軽微な問題点があるが、概ね問題なく動く、というところでしょうか。な〜んだ、動くんじゃ〜ん!
投稿を見てみると、シーン切り替えの時に画面のグリッチが、みたいな感じですね。
ここで気にしたいのが「Custom Proton: GE」の文字。Custom?
Proton GEというのは、Protonのカスタムバージョン。平たく言ってしまえば、Steam Deckの互換性を拡張し、従来のSteam DeckのProtonでは起動できないゲームも動かせる魔法の代物です。私の理解が及んでいないだけなので、詳しく知りたい人は調べてどうぞ。
そしてこちらの投稿は、このProton GEを使った動作の状況、ということですね。
ということで、私もSteam Deckでアイドルマスター スターリットシーズンを動かすべくProton GEを導入していきます。
といっても、導入方法はメチャクチャ簡単です。
特に難しいところも注意すべき点もなく、改めて書くほどのことでもないので、以下のような偉大な先人たちの記事を参考に導入してみてください。
Steam Deckの互換性を高める『Proton GE』とはいったい何か? その概要とセットアップ方法をご紹介
ということで、アイドルマスター スターリットシーズン、起動〜〜〜〜
やった〜〜〜
大崎甘奈ちゃん、かわいいね…………
ついでに、こんな書き込みも発見。
要するに、コレに従えばさらに動作が安定するよ、というヤツです。
実際、Proton GEでもフリーズしてしまう場面があり不安定感は否めなかったのですが、こちらに従って設定したらだいぶ改善しました。
こういう先人たちの知恵が得られるのも、ProtonDBの良いところ。
まとめ
という訳で、Steam Deckで遊びたいゲームが公式の互換性表記で非対応だったり不明だったりしたら、ProtonDBを頼るといいよ!という話でした。
あとProton GE、最高〜〜
余談
「art of rally」というレースゲームがあって、こちらは公式でSteam Deckに対応してるゲームなのですが、何故か私の環境ではUIのテキストが全然表示されず、まともに遊べなくて困ってました。
こちらも、Proton GEを使用して問題なく遊ぶことができました。感謝。
art of rallyをProtonDBで見てみるとこんな投稿が。
これは韓国語ですが、症状は同じっぽいので、これが日本語でも起きてた感じですかね〜。
まぁこんな感じで、互換性確認済みのゲームでも上手く動かないことありけりだったり、起動に特殊な手順が必要だったりすることもあるので、そういう時にProtonDBを頼れると良いですね。