わたしです

みなてふ(twitter:@mintexcca)のメモ帳みたいなもんです

痛快・社畜コメディ漫画「波原さんはぶちまけたい!」

ストレス社会ですね!!!
さて、言いたい事も言えないこんな世の中反町隆史にオススメなギャグ漫画を、今回は紹介していきたいと思います。

にられば先生の「波原さんはぶちまけたい!」(電撃コミックスNEXT)

簡単に言えば「本音が口に出てしまう体質の女の子が、ブラックIT企業で働く話」
既刊はまだ1巻ですが、かなり面白かったので紹介です。

まずは1話を読もう!

ストレス社会の中でスッキリ痛快!

サビ残が常態化・突然の仕様変更や納期変更も当たり前・仕事のやり甲斐もなし、の超ブラックIT企業に働く主人公の波原さん。
ある日突然「本音と建前が入れ替わってしまう」体質になってしまいます。

「クソコードですね!」
「頭おかしいんですか!?」 「いつでも労基に訴えられるよう告発の準備だってしてるんですから!!」
「今更手のひら返して 法がなかったら変わらなかったんですか?」

普通の人だったら思ってもなかなか言えないアレやコレを、波原さんは清々しいほどズバズバ言ってしまいます
無能上司に意識だけ高い系業界人やセクハラ医者など、周囲の人々も大概どうしようもなく、波原さんの言動も思わず過激さを増して面白いです。
読者がツッコみたいところを、主人公が代わりにズバッと突っ込んでくれる気持ちよさもあります。良質なコント見てる気分。
もちろん文句垂れ流し状態でハラハラもありますが、これほど正直にモノを言えたら気持ち良いんだろうなぁとも思いますね~。
「本音を口に出すことで良いこともある」という風な展開もあり、なかなか世間体を気にしすぎてしまう我々に気づきを与えてくれるような、くれないような。
私はこれを読んでいる当時、修士研究のアレコレでめちゃくちゃストレスが溜まっていたので、それはもう痛快でした!
ストレスが溜まってる人ほど、楽しめるかもしれません。

他の女の子のキャラクターたちも可愛く魅力的です。

できる女上司の水瀬さんは同じく仕事上の不満を多く抱えており、なんでも言えてしまう主人公の事を買って何かと協力してくれる、メチャクチャ良い人。
主人公がなんでもかんでも口に出してしまうハラハラ状況の中で、彼女の存在が絶対的な安心感を生んでいます。
水瀬さんと波原さんの関係性は今後進展するのですか!?

1巻後半に登場する雫内さんもこれまた良いキャラで。
個人的には一番好きなキャラクター、詳しくは是非買って読んで頂きたいのですが……主人公と同じく、とある特異体質に悩まされています。
今後も色々な特異体質者が出てくるのか……?などと考えているとワクワクが止まりませんね。

まだ既刊一巻なので、今後の展開にも期待しつつ……
気に入らないその人やあの人に、言いたい事があるけど言えない……そんな奴らをギャフンと言わせる痛快さが、言いたい事を主人公が代弁してくれる気持ちよさが、この漫画にはあります。オススメです。