6月とは思えない猛暑が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか？
こんな日は家の中で体を動かすに限る！ということで本日紹介するのは、今年の4月29日発売の「Nintendo Switch Sports」。
面白いんだ、これが。

スポーツの面倒な部分がない

Nintendo Switch SportsはJoy-Conを振るだけの簡単操作が魅力の一つ。
バレーボールやテニスでサーブすら入れることができず反感を買ってしまい、体育にトラウマを持つ私のような人間でも楽しめます。
サーブや球の打ち方といった基礎的な部分から球の打ち分けなど、スポーツのあらゆる技能には練習が必要ですが……
そういうテクニックの習得をすっ飛ばしていきなり試合を楽しめる。難しい部分はゲームに任せて、スポーツの気持ち良いエッセンスの部分だけを味わえるのが、運動嫌いわたくしにとってはこの上なく嬉しい。

スポーツの動作をめちゃくちゃ簡略化しておきながら、ちゃんとそのスポーツらしさを失わないバランス感覚は、任天堂のゲームデザイナーの技だなぁと感じます。
そのスポーツを専門にやってる方にとっては物足りないでしょうけれど、こと運動嫌いの私にとっては、最低限の努力でそのスポーツの良いところだけを享受できるので、気持ち良いことこの上ないですね！！！

お手軽PvP

特筆すべきは一試合の短さと、ソーシャル機能の希薄さ。
試合はパッと始まってサクッと終わるインスタントなものですし、他のプレイヤーとの交流もスタンプを送り合うくらいしかできません。
PvPゲームにありがちな「どうせ負けるし」「足を引っ張りそう」的な敷居の高さを感じないのも魅力です。そして、能力の無さと人間関係が枷となるのはPvPゲームもスポーツも同じ……いや、これは体育嫌いの勝手な僻みかもしれませんが。
とにかく、僕はPvPゲーム苦手なのですが、このゲームの対人戦は全然楽しめますね〜。

簡単操作ながら、そこそこ上手い下手が出たり、運要素が絡んでくるのもゲームデザインの妙かなと思います。お手軽なのに負けたらちゃんと悔しいのが不思議。

フィットネスゲームではない

ゲームで家にいながら体を動かすぞ！と思って本作を買われる方もいるかとは思いますが……
個人的には、運動不足解消目的なら断然リングフィットアドベンチャーをオススメします。
本作はJoy-Con振ってるだけなので……腕は疲れますけど、全身運動にはならないですし、制作側の意図としても「第二のRFA」ではないことは遊べば分かるかと思います。
とはいえ面白いゲームですので、特にスポーツや運動が苦手な人、体育にトラウマを持ってる人にこそ遊んでほしいです。