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みなてふ(twitter:@mintexcca)のメモ帳みたいなもんです

「スクフェス2」初代(ほぼ)未プレイだけどプレイしてみる

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ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル2 MIRACLE LIVE!」配信されましたね。
アイドルリズムゲームの始祖的存在であるスクフェスの続編、ラブライブ!シリーズのリズムゲーム最新作という鳴り物入りでデビューした本作、良い評判も聞けば、なんだか売上が低迷しているみたいな話も聞きます。
自分は初代スクフェスをリリース後2,3週間ほどで引退してしまった人間なので、本作で超久々にスクフェスを触ったわけですが……
新鮮な気持ちでプレイしてみて本作はどうなのか?という、感想めいた記事を書いていきます。

良いところ

散々言われていることですが、なんといっても楽曲数の多さ。リリース時から500曲以上の楽曲が遊べる音ゲーなんてどこを探してもなかなか無いのではないでしょうか。
音ゲーの譜面はほとんど初代スクフェスの使いまわしということですが、まぁ自分は初代ほとんど触ってないので関係なく……音ゲーとしてはなかなか楽しめます。
(そもそも、譜面の使いまわしが本当に悪いのか、という議論もあり……この曲にはやっぱりこの譜面でしょ!っていうのもあると思うので)
楽曲数が多すぎるというのもそれはそれで問題、というのもありますが、ランダム選曲機能だったり、プレイリザルト画面のあとにオススメ楽曲が出る神機能(D4DJを思い出しますね)もありますし、そこはしっかりカバーできている印象です。
あと楽曲情報がかなりしっかり書かれているのも特徴、アニメのこういうシーンで流れた曲で~みたいなことが書いてあるわけですが。私みたいなラブライブにわかファンだと「この曲聞いたことあるけどどこで流れたやつ!?!?!?」となりがちなので、ありがたい……。
自分は最近ラブライブの中でも特にLiella!と蓮ノ空がアツいので、その楽曲がプレイできるのも本当に嬉しいですね。

音ゲー部分はまぁ、初代からほぼ全く変わってないと思うので……古き良きを守るという意味では良いのでは。スイングの判定がキツすぎみたいなのは各所から言われていますが、まぁアップデートで改善していくのではないでしょうか。
音の取り方やノーツ配置も全体的に特徴的ですし統一感があって、しっかり譜面も監修されているんだなという感じがします。(ほとんど使いまわしだと思うけど……)

あとシステム面なんですが、全体的にかなりシンプルに出来ているなぁという印象です。余計な機能は一切省きました、という潔さを感じます。
初代ファンにはとやかく言われている部分だとは思うのですが、ほぼ新規勢のワタシとしては結構助かってまして。最近のソシャゲって本当に色々な要素が絡み合う複雑なゲームが多いなかで、シンプルで分かりやすい。
初代スクフェスが最終的にどのようになっていたのか見届けていないので推測ですが、やっぱり古い時代のソシャゲというのは、新たに出てくるソシャゲに追いつくため、新しい要素をどんどん吸収して複雑化していく傾向があると思っていて。あえて初代を廃してスクフェス2として再出発するのは、こういう新陳代謝的な側面もあるんじゃないかなぁと思ったり、思わなかったり。

めちゃくちゃ個人的なアレですが、虹ヶ咲のイラストがちゃんとアニメ虹ヶ咲の絵柄なのが嬉しかった……でも「虹ヶ咲も絵柄統一しろ!」という批判も見かけたので、人によりけりなんだなと思った。まぁ初代はラブライブ絵柄だったもんね。

いまいちなとこ

目新しさがない!初代を最初期しかプレイしていなかった私ですが、これ最初期からほとんど変わってないじゃん……って思っちゃいます。特に音ゲー部分。
初代との比較という面を差し引いても、やっぱり昨今の競合ゲームと比較して、目新しい要素がほとんど無いどころか、全然追いつけてない感じはあります。
言うのは易しというところですが、やっぱりゲームのナンバリングを変えるくらいのメジャーアップデートなら3Dライブは欲しかったですよね……。というかスクスタは3Dライブあるんだからさ……と思うのは、至極真っ当かと。スクスタとの差別化だよなと納得しようとしてたのにスクスタサ終発表されるし。
ラブライブのブランド力と、圧倒的な楽曲力があるのでやっぱりパワーは感じますけど、長続きはしないんじゃないかな……って。
そして……コミュパートの立ち絵は口パク、イラストもちょっと髪が揺れたりエフェクトが入るくらい。昨今はコミュパートでもLive2Dや3Dモデルを活用するのが主流ですし、イラストなんてもっと派手に動くゲームいっぱいある(シャニとか……)中で、こちらもやっぱり力不足感否めません。
良いところで書いた「ゲームがシンプル」ってところと矛盾はしますけど、やっぱり今後のアップデートでユーザーが喜ぶ要素をどんどん取り込んでいかないと、音ゲーとしてもファンゲームとしても厳しいんじゃないかと思ってます。

闇鍋ガチャも話題を呼んでますよね。まぁこれも最初のリリース記念ガチャだけの話だとは思いますが……。
バンドリだってバンド別じゃなくごちゃ混ぜじゃんと思いますが、ラブライブは作品内でアイドルグループが分かれてるっていうより、別作品が集合しているって感じですもんね。虹ヶ咲やスーパースターで入ってきたファンが、μ'sやAqoursのキャラを引いても「うーん……」となるケースがあるのは、容易に想像ができます。
初代に加えてLiella!も増えて、蓮ノ空……は増えるのかどうか分からんですけど、参加作品数も増えてきたというところで、一層ここの扱いはデリケートになるかなと思っています。それぞれの作品のファンが須らく幸せになれるような運営の舵取りが求められますね。


そんなこんなで、ラブライブの楽曲で音ゲーを遊びたい!という欲求にはきちんと答えてくれているだけに、ゲーム自体のレベルが昨今のソシャゲのレベルに追いついていないのが勿体ない……という印象です。
実際、リリース当初は結構遊んでいたのですが、某崩壊なんとかレイルが配信されてからほとんど遊ばなくなってしまったし……。

とはいえ、アップデートのやる気はありそうな雰囲気なので、今後の進化に期待ですね。